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アリセプトの効果・副作用

認知症の薬物療法に使われる治療薬は、アリセプト(ドネペジル塩酸塩)だけが保健薬として厚生労働省から認証されています。

残念ながら対症療法であって症状の原因となる認知症そのものを制御する原因療法でないのです。したがって今のところ認知症を根底から治す薬は、残念ながらありません。


記憶障害のメカニズムは、脳の神経細胞で、アセチルコリンという脳神経伝達物質が作られます。神経細胞が死んでいくと、アセチルコリンの生産が減少していきます。それで記憶障害が起こると言われています。

アリセプトはそのアセチルコリンを分解する酵素(コリンエステラーゼ)を分解して、アセチルコリンの減少を止めようとするものです。


アリセプトの推奨されている処方ルールは、まず3ミリグラム使い、その後5ミリグラムに増量し、重い認知症なら10ミリグラムまでが認められています。


アリセプトの効果としては、物忘れが減少する、物の置忘れが減る、家族と他人を間違えることが少なくなるなどの一部の認知障害が軽減します。

アリセプトの効果も一年余りといわれています。長期にわたってアリセプトの効果が期待できないと言うことですね。


薬を逆に読むと、リスク。症状に効く作用があれば副作用もありますね。

アリセプトにも副作用があります。

食欲低下や下痢などの胃腸障害・てんかん発作、刻み歩行などの運動、行動障害がでたり、いらいらしたり怒りっぽくなったりするなどの症状が出ることがあります。

アリセプト投与中は、認知症の方の普段の行動を良く経過観察して、主治医と連絡を密にしましょう。