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自律神経と免疫力との関係

免疫の主役といえば「白血球」

白血球は血液中に存在しており、免疫細胞ともいわれるほど私達にとって大切な細胞でもあります。

実は、この白血球の働きが(※1)自律神経によって支配されているということがわかっています。

自律神経は、(※2)交感神経と(※3)副交感神経から構成されており、互いに良好なバランスをとりながら働いており、やや副交感神経優位というバランスが、免疫力アップになるといわれています。

私達の持つ免疫力の大敵として“ストレス”があるということは解説しました。

日常生活の中で、過労であったり、不安であったり、不規則な生活習慣を続けることで、ストレスが発生し、知らない間に蓄積されて免疫力が低下するということですが、これは自律神経のバランスに関係があります。

それは、自律神経の働きに乱れはストレスによって生じることが原因といわれています。

ストレス
 ↓
自律神経の乱れ
 ↓
免疫力低下

という図式が成り立ちます。

ストレスを感じるということは交感神経が活発化し、優位性を持つ状態になります。

この時に、アドレナリンが過剰分泌され白血球を構成している“顆粒球”(強い貪食・殺菌能力)が許容量を超えるくらいに増加します。

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「でも…
強い貪食・殺菌能力を持つ顆粒球が増加するということは、いいことじゃないの?」
 
 
 
これがダメなんです…

顆粒球は役目を終えた後に(※4)活性酸素を発生させてしまうのですが、膨大に増加した顆粒球が、活性酸素を乱発してしまうということなんです。

活性酸素といえば、細胞・組織を破壊してしまう、とても恐ろしいものです。


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「じゃあ、逆にリラックスしまくって、副交感神経が優位になるようすればいいんだ!!」
 
 
 
 
正解!!といいたいところですが、冒頭で書いたように自律神経には良好なバランスが必要とされます。

もしも、副交感神経が過剰に優位に立ってしまうと?

交感神経は顆粒球の過剰。
副交感神経はリンパ球の過剰ということで、反応しなくてもいい抗体に対して過剰反応を起こし、花粉症やアトピーなどのアレルギーに繋がります。

自律神経を良好に保つためには、副交感神経がやや優位な状態が、免疫力低下を防ぐためのコツといえます。

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(※1)自律神経
 私達の意識に関係なく血管、器官、内蔵の働きを
 常に支配している神経。

(※2)交感神経
 主に活動の活発な日中に有利に作用する神経。
 心拍数、血圧上昇により活動を活発化する。
 興奮、緊張時に優位になります。

(※3)副交感神経
 活動が休止する状態で、夜や休憩時に作用する神経。
 心拍、血圧を落ち着かせ、リラックスさせる働きを持つ。

(※4)活性酸素
 細胞・組織を破壊したり、老化を促す最大要因。
 感染症の悪化、ガン、動脈硬化、心臓病、高血圧、脳卒中
 などの要因として存在。

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