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免疫力の敵、加齢

免疫力低下を招く原因としては、栄養バランスが崩れている食生活、睡眠不足、喫煙、ストレスなど、いわば外部要因的なものが多いといえます。

実は、内部的な要因として免疫力低下に繋がるものがあります。

それが…加齢です。

免疫力 高める
ここで、おさらいがてら免疫力について少し触れてみながら、加齢による免疫力低下の流れを見てたいと思います。

免疫力でも、特異免疫といって後天的に作られる免疫力、いわば生きている中で変化し続けるものがあります。

生まれたての新生児を例にすると、完全ではないものの抗体を持っているといわれ、これは母胎にいるときに胎盤を通して授かった大切な抗体。

母親から授かった抗体が免疫機能が出来上がる間、感染症などウイルスから保護してくれるわけですね。



また、母乳で育てるほど丈夫な子に育つといいますが、これは母乳自体にも抗体が含まれているからです。

このように母胎〜出生〜成長していく中で、免疫システムが構築されていくわけです。


そして、年齢も中年層といわれる40〜50歳代くらいにさしかかる頃になると?
免疫力 高める
徐々に免疫システムが衰弱しやすくなってきます。


もちろん健康体である人と、そうでない人がいるように、免疫力低下のスピードには個人差があるものの、年と共にゆるやかに下降を辿るのは誰しもが同じ条件です。

一般的に、高齢になるほど“がん”になりやすいといわれますが、これも免疫力の低下が関係しています。

例えば…
白血球を構成する一つである単球(他に、顆粒球、リンパ球):マクロファージの機能低下により、細菌・異物・がん細胞への感知能力・破壊威力が徐々に失われます。

抗原への反応力も徐々に落ちてることで、肺炎やインフルエンザなどにかかりやすく、また若い人なら耐えられるものでも、死亡率が高いというのは加齢が関係しています。

なにもしなくても年齢と共に、免疫力が低下していくということがわかっている以上、普段から免疫力のある体作りが大切だということになります。