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免疫力低下とがん

免疫力を高めると、各免疫システムが体内にあるがん細胞を感知・攻撃し、分裂・増殖するのを防いでくれます。

しかし、免疫力システムが低下していると?
最悪の場合、感知することができず、がん細胞の成長を見過ごしてしまうことに・・・

例え、感知できたとしても攻撃し破壊するだけの免疫力がなく、知らない間にがん細胞がジワジワと分裂・増殖を繰り返し、気づいた頃に?
 
 
免疫力 高める
腫瘍となって私達の前に現れることになります。
 
 
 
 
がんを予防するには、最低でも免疫力低下を避けることが重要になってきそうといえます。


人間の免疫力の仕組みとして…外敵から身を守ってくれる。

例えば、大気中のウイルスやバイ菌、カビなどの外敵が、口、鼻、皮膚、もしくは傷口など(外部)から侵入して、免疫システムが異物と認識して、各免疫細胞によって攻撃するようになるという感じですよね。

でも?
がん細胞は…
外から侵入してくる外敵ではありません。

もちろん、原因となる物質が外部から侵入して、がんを発症するキッカケとなることは考えられますが、実際にがん細胞を作ってしまうのは自分自身なんです。

しかし、体内にできた敵といえども、全く免疫システムが効かないとはどういうことなのでしょうか?

これには理由があります。

例えば妊娠を例にしてみましょう。
お腹の中に赤ちゃんが宿ったとしても、母親の持つ免疫細胞から攻撃を受けるということはありません。
何の攻撃も受けずに、スクスクと母胎で育っていきます。

実は、がん細胞は・・・
免疫システムが機能しないよう細工をしたりして、攻撃をうまくかわして生き延び、胎児と同じようにわからない間に成長していく力を持っています。
 
免疫力 高める
もちろん免疫システムが、正常に機能していれば、ピンポイントに攻撃し、がん細胞を破壊することができますが、免疫力が低下することで、

免疫監視〜攻撃システムも、遺伝子修復も、まったく機能しない白旗状態です。

ここで、がんを患っている方の特徴として、興味深い調査結果があります。

白血球は、単球、顆粒球、リンパ球からなりますが、がん細胞を攻撃する役割を担うリンパ球が顆粒球と比較して、かなり減少しているという結果が出ております。

これは、リンパ球を構成する免疫細胞の一つで、がん細胞の感知・攻撃・破壊の役割を担うNK(ナチュラルキラー)細胞の減少にも繋がっているということですね。

日常における規則正しい食生活に睡眠、適度な運動、禁煙等、免疫力を維持・高めることを意識することがとても大切です。

「免疫力低下を防ぐことは、最大の防御なり」ということです。