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アレルギーとの関係:その2

「免疫機能が過剰反応を起こす」とは、私達の持っている免疫機能がどのような状態になっているかを見てみましょう。

その前に…
免疫細胞の司令官であるヘルパーT1細胞、ヘルパーT2細胞がアレルギーに深く関わっているということを頭に入れておきましょう。

私達は呼吸することで、大気中に含まれているホコリ、ダニ、花粉などを無意識の間に気管へ侵入させてしまいます。

すると自動的に免疫機能が作動します。
大まかな流れは以下の通り。

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・マクロファージが異物と判断して食べる
・ヘルパーT細胞に情報発信
・情報を受けたヘルパーT細胞が、サイトカインを放出
 ※サイトカインとはB細胞の活力源。
・サイトカインにより活発になったB細胞がIgE型抗体を生成
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ところで、アレルギーを起こしやすい人の特徴として…

●ヘルパーT細胞の働きを抑える役目を担っている
 サプレッサーT細胞の働きが弱い。
●ヘルパーT1、T2細胞のバランスの崩れ。
ということがいわれています。

では、上記の免疫機能作動の流れを詳細に解説してみましょう。

ヘルパーT1、T2細胞のバランスが崩れると?
ヘルパーT2細胞がヘルパーT1細胞よりも優位になることで、B細胞がIgE型抗体を優先して放射します。

次に肥満細胞。
これは、皮膚、鼻、目、胃など、粘膜下組織に多く存在しており、これが中々の曲者なんですよね。

ヘルパーT2細胞が優位になることでB細胞が放ったIgE型抗体が、肥満細胞と結合します。

再度アレルゲンなどの抗原が体内に入ってくると…
肥満細胞がIgE型抗体と結合することで化学伝達物質ヒスタミン等の物質を放出することで、血管、筋肉、神経を刺激し、炎症をおこすことで鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみという症状となって現れます。

このように、アレルゲンという物質に対してのみ、免疫が過剰反応しすぎると…

アレルギーという症状になって現れるということですね。

また遺伝的なもの、生活環境などもアレルギー体質に繋がる要素があるといえます。