癌の予防法
がんの予防法について
たばこ、食物・栄養要因とがんの関連についての国際的な評価を ふまえて、
日本人が、がんを予防するにはどうすればいいかについての
国立がんセンタ−の津金部長さんのお話の要約です。
肥満にならないこと、運動をすること、野菜・果物をとることが健康に有効な方法である
というのがおわかりと思います。
世界的な評価です。
*がんの確実なリスク要因(部位)
たばこ(口腔、鼻腔、副鼻腔、咽頭、喉頭、食道、胃、肺、
膵臓、肝臓、腎臓、尿路、膀胱、子宮頸部、
骨髄性白血病)
他人のたばこの煙(肺)
肥満(食道、大腸、閉経後乳房、子宮体部、腎臓)
アルコ−ル(口腔、咽頭、喉頭、食道、肝臓、乳房)
アフラトキシン(肝臓)
中国式塩蔵魚(鼻咽頭)
*がんになる可能性大の要因(部位)
保存肉(大腸)
塩蔵食品・塩分(胃)
熱い飲食物(口腔、咽頭、食道)
*がんの確実な抑制要因(部位)
運動(結腸)
*がんになる可能性大の抑制要因(部位)
野菜・果物(口腔、食道、胃、大腸)
運動(乳房)
以上をふまえて日本人についてです。
喫煙:1.6倍がんになりやすい。
飲酒:日本酒2合ぐらいまではあまりリスクは
上がらない。
2合以上だと1.4倍、3合以上だと1.6倍に
なります。
体型:そう関係はないが、太った人は体重を
へらして、痩せた人は太った方がいい。
野菜・果物:大腸癌の発生には関係はないが
胃癌は予防できる。
塩分:胃癌とH.ピロリ菌感染は関連があり、高塩分の食品は
ピロリ菌の感染を起こしやすいので、塩分は低い方が
いい。
現状において勧められる、日本人に適したがん予防法。
1.禁煙。他人のたばこの煙をさける。
2.適度な飲酒。1日日本酒で1合、ビ−ル大瓶1本。
3.定期的な運動の継続。ほぼ毎日60分の歩行などの適度な運動、
時に早歩きなどの激しい運動。
4.成人期での体重の維持。中年期男性ではBMIを21〜27,中年期 女性では19〜25。
5.食事はバランスよく偏らない。
野菜、果物を少なくとも一日400g摂る。野菜は毎食、果物は 毎日。
塩蔵食品・塩分の摂取は最小限。食塩は1日10g未満、
塩から、練りウニなどは週に1回。
熱い飲食物は最小限に。
ハム・ソ−セ−ジなどの保存肉の摂取は最小限。
6.肝炎ウイルス感染の有無を知り、対策の措置をとる。