中性脂肪とコレステロール
中性脂肪は脂質成分です。生命維持に欠かせないエネルギー源で、使われなかった中性脂肪は内臓脂肪か皮下脂肪となって体内に溜められます。
基準値を超えるほど中性脂肪の値が高くなると、脂肪肝や肥満を促してしまうことになります。贅肉のほとんどは中性脂肪なんです。そして中性脂肪の増加に伴って悪玉コレステロールの値が上昇、善玉コレステロールは減少します。
血液はドロドロになって、血管壁にコレステロールが付着.。
日本人の1/3が発症しているという「高脂血症」へと移行していきます。
そして、「肥満による糖尿病」「心筋梗塞」「狭心症」「動脈硬化」を発症するリスクも高まっていきます。
●肥満じゃなくても中性脂肪が高い?!
痩せていれば中性脂肪が低いか?というとそんなことはありません。
利用されない中性脂肪は、体内の脂肪細胞にためられるのですが、脂肪細胞は内臓や肝臓にもあるので内臓に中性脂肪が蓄積された場合は、見た目にはまったくわかりません。
ですから、見た目がスレンダーな方でも中性脂肪が高いケースはいくらでもあるのです。
もちろん、肥満の方も中性脂肪が高い方が多いです。この場合に溜められるのは皮下脂肪の脂肪細胞。中性脂肪が増えていくと、一つ一つの脂肪細胞が膨張するので、見た目にもありありと分かるようになります。
中性脂肪が溜め込まれる脂肪細胞は、成人だとおよそ300億個ほど体内にあるとされています。この脂肪細胞は数は増えないのですが、前述したように、食べた分だけ細胞のひとつひとつが膨れ上がります。大体、3倍くらいまで膨らむと言われています。
痩せていても、肥満であっても中性脂肪の数値は高い可能性があります。
これは、健康診断や人間ドック、病院の血液検査で調べないとわかりません。
●中性脂肪(トリグリセライド)の基準値
40~130mg/dL
※中性脂肪の数値は食事に大きな影響を受けます。検査前日の20時以降は食事を摂ってはいけません。
検査をして、上記の基準値を中性脂肪が上回っていた場合は食事やサプリメント、薬により数値を下げる必要があります。
放っておけば、悪玉コレステロールの数値は確実に上がり、死病と言われる生活習慣病の数々を引き起こしてしまうのですから。